日本一のカレー激戦区:神田神保町で新旧絶品カレーを食べてきました

本の街として知られる神保町。道端に置かれた本棚やワゴンを覗きながら散歩するのがなんとも楽しく、ちょくちょく訪れています。

ブバちゃん

いい雰囲気だよね〜

神保町を語る際にもう1つ忘れてはいけないのがカレー。現在では老舗から新店まで60ものカレー専門店が競合する激戦区です。

この記事では私が実際に神保町で食べた老舗と新店の美味しいカレーを紹介します。

神保町とカレー

欧風カレー、インドカレー、スープカレーなどなどジャンルを問わず神保町にはオリジナリティ溢れるカレー屋さんがいっぱい。

神保町カレーの歴史

神田神保町のカレーの歴史はなんと90年以上!明治10年代、この界隈には現在の大学の前身である学校が創立され、商業地域として発展したそう。

同時に飲食店も続々とオープンし、カレーを出すお店も出てきたのです。

神保町のカレー専門店で最も古い歴史を持つのが大正13年創業の「共栄堂」。

 

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インドネシア・スマトラ島のレシピをアレンジした、小麦粉不使用でサラサラとしたカレーが人気のお店です。

他にも神保町には昭和後期から愛されてきた言わずと知れた名店が点在しています。

神田カレーグランプリ

カレーの広がりは神保町にとどまらず、秋葉原や水道橋、御茶の水など神田地区全体に広がっています。

カレーを通じて神田を盛り上げよう、と始まったのが神田カレーグランプリ。予選を勝ち抜いた20店が一堂に会し自慢のカレーをふるまいます。

ブバちゃん

500店以上が参加したんだって!

グランプリに出品されるカレーはお店で出されるサイズより小さめで、価格も多くが500〜600円

景品がもらえる神田カレー街食べ歩きスタンプラリーも楽しそう。

参考

神田カレーグランプリ2018神田カレーグランプリ

神保町の新旧人気カレー

幼い頃からカレーが好きで、渋谷でバイトをしていた時期は週4で道玄坂のカレー屋に行くことも。

今年ついにカレー好きの聖地・神保町でデビューを果たしてきました。

欧風カレーの老舗「ボンディ」


お店の情報
欧風カレーボンディ神保町本店
住所:東京都千代田区神田神保町2-3神田古書センタービル2F
電話番号:03-3234-2080
営業時間:11:00-22:00

神保町には数十年の歴史をもつ老舗のカレー屋さんが複数存在します。中でも気になったのは欧風カレーの名店「Bondy(ボンディ)」

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家庭的な日本のカレーからカレー界に足を踏み入れた身としては欧風カレーは無視できない…ということで早速行ってきました。

お店を訪れたのは日曜日の18時過ぎ。階段まで延びた列に一瞬ひるみましたが、思っていたより進みが早かったのでそのまま並ぶことに。

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階段を昇りきるとお店の入り口が見えてきます。

ここでも少し並んで、結局到着から30分ほどで店内に入ることができました。

外で待っている間にメニューが配られて注文まで取ってもらえます。

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お肉系のメニューも気になりますが、前日にビーフカレーを食べていたので今回は野菜カレー(1480円)をチョイス。辛さはいつも通り甘口です。

店内はシックな装飾で、雰囲気のいい昔ながらの洋食屋さんという感じ。落ち着きます。

席について間もなくボンディ名物のじゃがバターが運ばれてきました。丸ごとふかしたジャガイモは1人につき2つずつ。

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バターを塗ってそのまま食べてもよし、カレーに入れて崩しながら食べてもよし。

ブバちゃん

ボリュームがあるので飛ばしすぎないように注意!

ここで待ちに待ったカレーライスの登場です。バターとコンソメで炊き上げるというご飯にはお漬け物と小さなカリカリ梅付き。

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上にトッピングされたチーズがいい具合にとろけています。

肝心のカレーはというと具材ごろごろでボリューミー。茄子にパプリカ、トマト、ブロッコリーなど7、8種類の野菜が入っていていろいろな食感が楽しめます。

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フランス料理のブラウンソースの作り方をベースにしているというルーはとってもまろやか。リンゴを多めに使用したチャツネ(果物と野菜のジャム)が優しい甘みを出しています。

好みドンピシャの味に大満足でお店を後にしました。

スパイスカレーの人気店「ディラン」


お店の情報
ディラン
住所:東京都千代田区神田駿河台3丁目3-3K&TT駿河台ビルディング
電話番号: 03-3292-3505
営業時間:11:30-15:00(ディナーは不定期営業)
定休日:日曜

2013年にお店を構えて以来、カレー愛好者を虜にしていると噂なのが「ディラン」です。

神保町からも歩けますが、御茶ノ水か小川町からの方が行きやすいかな。

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カフェのような黒板が目印。平日のランチタイムに来てみたところ前に2〜3組並んでいました。

ちょうどランチ客の1回転目が入店したばかりだったのか、30〜40分ほど待って入店。

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こじんまりした店内はカウンター席とテーブル1脚のみ。1人でさくっと食事していく方が目立ちました。

この日のランチメニューはこんな感じ。カレーは日替わりです。

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卓上のアチャール(大根と人参の漬け物)はおかわり自由。

Instagramで見た合いがけが気になって来店したので、チキンカレーとひよこ豆カレーのハーフ&ハーフ(950円)を注文しました。

寡黙な雰囲気のご主人が注文後1人分ずつ小鍋にとって、火を入れなおしてくださいます。完成したカレーがこちら。

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上から時計回りにアチャール、ひよこ豆、キャベツのポリセル(スパイス炒め)、チキン。ジャンルで言うと南インド料理にあたるのかな。

ぶりんと鶏肉が入ったチキンカレーもさることながら、ひよこ豆のカレーが絶品。豆のほのかな甘みとスパイスが効いたカレーが絶妙なバランスです。

ブバちゃん

トッピングのパクチーもいいアクセントだね

今回はメニューにありませんでしたが、ラムのカレーも食べてみたいのでまたちょくちょく覗いてみようっと。

最後に

カレーの街・神保町の新旧おすすめカレー、いかがでしたか?一口にカレーと言ってもそのバリエーションは本当に豊富で、カレーの奥深さを再認識しました。

神田エリアにはまだまだ訪れるべきカレー屋さんがたくさん。今後もカレー情報を共有していくのでお楽しみに!