山手線の中央に位置する四ツ谷。地元の人たちの暮らしを身近に感じられるこの場所は、東京の中でもお気に入りの散歩スポットです。
今回四ツ谷を訪れた目的は日本酒。少し前まで焼酎と日本酒の違い?はて?状態だった私ですが、最近になってむくむくと興味がわいてきました。
ブバちゃん
四ツ谷の居酒屋といえば、希少部位が食べられる焼き鳥屋「四ッ谷れば屋」もおすすめですよ。
この記事では「角打ち(かくうち)」が体験できる四ツ谷の酒屋・鈴傳(すずでん)を紹介します。
角打ち(かくうち)ってなに?
そもそも角打ちとは?と思っている方も多いのではないでしょうか。
酒屋の店内において、その酒屋で買った酒を飲むこと。また、それができる酒屋のこと。
Wikipedia-角打ちより引用
一般的に、角打ちとは酒屋の一角に立ち飲みペースを設けて日本酒を飲むことを指すようです。
飲食店に比べて安価でお試しできるところも魅力の1つ。気に入ったお酒を販売スペース(だいたい立ち飲みのスペースと行き来可能)で買うこともできます。
四ツ谷・鈴傳(すずでん)で角打ち初体験
江戸時代創業の老舗酒屋
四ツ谷駅から四谷三丁目方面に新宿通りを歩き、1本路地を入ったところに今回の目的地を発見(上手く撮影できなかったので昼間の写真を使っています)。
「鈴傳」は創業嘉永三年、なんと江戸時代から続く由緒正しき酒屋。地下の冷蔵貯蔵室で徹底した温度管理をすることがベストな状態で日本酒を提供するための秘訣だとか。
酒販部に「スタンディングルーム鈴傳」が隣接されていて、連日立ち飲みに来るご近所の方や仕事帰りの会社員で賑わっています。
威厳のある外観にやや気圧されながらも、左端のこじんまりとした扉から中へ。
緑のタイルが印象的な店内。さすがに学生は見当たりませんでしたが、入ってみると意外にも溶け込めた気がします。
早い時間に着いたのですんなり席を確保できましたが、この後あれよあれよという間にほぼ満席。ただ、少し寄っていく感覚のお客さんが多いようで、回転は速かった印象です。
入店したらお店の方にお任せしましょう。
グラスなみなみの日本酒を味わう
壁一面に貼られた日本酒の銘柄をひとしきり眺めたら、いよいよ注文です。種類が豊富なだけでなく、1合400円〜とお財布に優しい。
飲みたいお酒をカウンターで伝えると、目の前で1合分入るグラスになみなみ注いでもらえます。
今回は宮城県のあたごのまつ<鮮烈辛口>(450円)石川県の菊姫・にごり酒<普通酒>(500円)を頼んでみました。
こぼれないようにカウンターで1口すすってから席に戻るのが鈴傳流。常連のお客さんたちに混じってちょっと通な気分です。とろっとまろやかなにごり酒が特に好みでした。
1合ずつだとなかなか減らないので何人かで来てシェアするのが良さそう。この日は2種類だけ味わってさっとお店を出ました。
家庭的なおつまみは380円から
日本酒を飲み始めると、どうしてもおつまみが欲しくなりますよね。鈴傳のカウンターではお酒と一緒に食べられるようなちょこっとしたおかずが並んでいます。
お値段なんと380円〜430円。安い!しかもどれも家庭的でツボを押さえたものばかり。
大好物ほたるいかを発見し、すかさず注文。
さっぱり酢味噌でいただきます。プチプチとした食感がやみつきになりますね。
お造り3種盛りも注文。
この日の盛り合わせはマグロ、タコ、〆さば。特に程よく脂がのった〆さばが美味しかったなあ。
公式サイトによると、曜日代わりのおつまみも用意しているんだとか。
ブバちゃん
個人的には、大好物のレバーが食べられる水曜日がアツい!次回来るときは絶対水曜日にしよう、と心に決めてお店を後にしました。
最後に
今回は四ツ谷の歴史ある酒屋「鈴傳」で角打ちを初体験してきました。大人な空間にちょっと緊張したけど楽しかった!ちゃきちゃきとした女性陣がお店を回していて、お一人の常連さんと楽しそうに話していたのが印象的。
季節ごとにラインナップが変わる日本酒はもちろん、焼酎や他のお酒も各種揃っているのでぜひお試しあれ。
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