昔ながらの純喫茶:四ツ谷「珈琲ロン」でジャムトーストを食べてきました

東京には数多くの喫茶店が存在します。タバコの匂いや紙の伝票は今の時代と合わないようにも思えますが、不思議としっくりくるもの。

ブバちゃん

純喫茶めぐりしてみたいなあ

この記事では四ツ谷の昭和レトロな喫茶店「珈琲ロン」を紹介します。

四ツ谷交差点の老舗喫茶「珈琲ロン」


お店の情報
珈琲ロン
住所:新宿区四谷1-2 ロンビル
TEL:03-3341-1091
営業時間:11:00-19:30(L.O. 19:15)
定休日:土・日曜日
クレジットカード:不可

建築にも注目

今回は新宿区・四ツ谷にある老舗喫茶「珈琲ロン」へ行くことに。

四ツ谷駅前の交差点から四谷三丁目方面に歩くこと数分。

可愛らしいフォントの看板が見えてきました。

この一見変わった佇まい、大阪芸術大学名誉教授でもある高橋靗一(たかはしていいち)さんによって設計されたそう。

建築に詳しい人の間でも有名で、専門誌に載るほどなんだとか。

ちなみに日が暮れるとこんな雰囲気に。

やや入るのに勇気が要りますが、お店の中から漏れる温かい光につい足を向けてしまいます。

「放課後ソーダ日和」のロケ地

2018年に公開された枝優花監督の「少女邂逅(しょうじょかいこう)」という映画のスピンオフにも珈琲ロンが登場しています。

映画を一緒に観に行った友人から教えてもらい、また行きたいと思っていたのをようやく実現。

こちらのスピンオフは映画の中で印象的なクリームソーダに焦点をあてたショートムービーです。

ブバちゃん

全編Youtubeで公開されてるよ

ロン以外にも素敵な純喫茶がたくさん出てくるのでおすすめ。

ロンでお茶してきました

用事をすませた帰り道、ふと思い立って四ツ谷で途中下車。約1年ぶりにロンに行ってきました。

ビートルズが流れる店内

ロンの店内は2階建て。いつも1階のほうが混んでいる印象です。

新聞を読んだり、仕事相手と話したりと思い思いの時間を過ごす男性客を横目に2階へ。

1階より喫茶スペースが広々としていて、ゆっくりできそうです。

この螺旋階段を使って2階に上がります。

タイルと木目の組み合わせがいい。

吹き抜け部分から下を覗いてみると、懐かしいピンクのダイアル式電話が見えました。

マスターとアルバイトの方が談笑している声もわずかに聞こえてきて、ほどよい雑音に読書が捗ります。

BGMは専らビートルズ。隣駅・四谷三丁目にある「フルーツパーラーフクナガ」のご主人が頭に浮かんできました。

昔ながらのメニュー

こちらがロンのメニュー。お酒も飲めるようです。

創業から50年以上経っているそうですが、トーストやクリームソーダ、ミルクセーキなど昔ながらの王道メニューが今でも並んでいます。

モーニングの時間帯には一部の飲み物が100円引きになるのでちょっとお得。

素朴なジャムトーストに舌鼓

この日は夕食前でしたがどうしてもお腹が空き、ジャムトースト(300円)を頼んでみました。

 

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温かい紅茶(550円)も一緒に。ジャムにはコーヒーより紅茶を合わせたくなります。

厚切りのトーストに果肉の食感が残ったイチゴジャム。

このシンプルさがたまらないですよね。

香ばしく焼かれた表面はバターの風味がほんのりします。中はしっとりもっちりしていて美味。

ブバちゃん

こういうトーストを求めていたんだ〜

手のひらサイズにカットされていて食べやすいです。

パン自体はそこまで大きくないので2枚ともぺろりと胃の中へ。優しい甘さに癒されたなあ。

常連のお客さんにはタマゴサンドも人気。作家・井上ひさしさんの好物でもあるんだとか。

こちらは以前友人と来たときに飲んだカフェオレ(550円)とアイスティー(550円)。

ミルクたっぷりで美味しかったな。寒い日に飲みたくなる1杯です。

ロンのコーヒーはネルドリップで淹れているそう。

MEMO
ネルドリップとはフランネルと呼ばれる柔らかい厚手の布でコーヒーを漉すこと。

まだまだ味の違いには鈍感ですが、次はブラックで飲んでみたいなあと考えながらお店を後にしました。

最後に

今回は四ツ谷にある古き良き純喫茶「珈琲ロン」を紹介しました。ゆっくりとした時間が流れる空間で飲むコーヒーは格別。

幅広い世代に愛される、わざわざ寄り道してでも一息つきに行きたいお店です。

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