ウィーンの老舗カフェ「Café Landtmann(カフェ・ラントマン)」でオーストリア名物を食べてきました

中欧4都市を周る旅行、2都市目はオーストリア・ウィーンへ。

ウィーンといえば古くから受け継がれてきたカフェ文化が有名です。

この記事ではウィーンの老舗カフェ「Café Landtmann(カフェ・ラントマン)」を紹介します。

ウィーンのカフェ文化

オスマン帝国軍とコーヒー

ウィーンのカフェ文化が始まったのは1683年、オスマン帝国によるウィーン包囲の頃。

包囲開始から2ヶ月後にキリスト教国の援軍が包囲網を破り、ウィーンは解放されました。

ブバちゃん

オスマン軍が置いていった物資の中にコーヒー豆があったんだって

その後、残された豆を使って最初のカフェハウスが始まったそう。

ウィーンの老舗カフェは600軒以上

19世紀には作家や芸術家がカフェに集い活動するように。カフェは教養の場、情報交換の場として機能していたんですね。

当時、すでに600ものカフェハウスが存在したというから驚きです。

参考

新しい歴史を刻む、ウィーンのカフェ文化。全日本コーヒー協会

創業140年の老舗カフェCafé Landtmann(カフェ・ラントマン)


お店の情報
Café Landtmann
住所:Universitätsring 4, 1010 Wien, Austria
電話番号:+43 124100100
営業時間:7:30-24:00
クレジットカード:可

初日はウィーンのフードスタンドでさくっと食事をしたので、この日は気分を変えて王道のカフェへ。

今回訪れたのはCafé Landtmann(カフェ・ラントマン)

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1873年の創業以来、140年以上にわたりウィーンで愛され続ける老舗です。

入店〜注文の流れ

もっとカジュアルなカフェを想像していたので、着いて早々高級感溢れる店内に緊張。

ブバちゃん

お店に入ってからの流れを説明するよ!

店内に入ると正面にお手洗いに下る階段が見えます。その左手にクロークがあるのでまずは荷物を預けましょう。

店内には左右両方に喫茶スペースが設けられています。入って左手(ケーキのショーケースがある方)でウエイターの案内を待ちましょう。

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入り口近くには自由に読めるように新聞が数誌並んでいて、カフェハウスの伝統が垣間見えました。

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席に着いたら早速メニューをチェックします。こちらは飲み物やスイーツなどのカフェメニュー。

メニューのデザインにもセンスを感じます。

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ランチのメニューはウエイターに声を掛ければ持ってきてもらえます。

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観光客にも人気のあるお店なのでやり取りはすべて英語で問題ありません。

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ページごとに違う言語が使われています。

ウィーン名物も味わえる

料理を待っている間も絶えずお客さんが入ってきていました。この調子だとアフタヌーンティーの時間なんかはかなり混みそう。

ブバちゃん

午前中がねらい目かも

15分ほどで料理が運ばれてきました。まずは抹茶ラテ(5.7ユーロ=約700円)。

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甘さ控えめ、というか味が薄め?だったので砂糖を足しました。抹茶はほんのり感じる程度。わざわざここで頼まなくてもいいかな。

食事の1品目はグーラッシュスープ(牛肉の煮込み)

グーラッシュスープ発祥の地・ハンガリーでは機会を逃してしまっていたので即決でした。

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こちらはスモールサイズ(4.5ユーロ=約550円)ですが、多すぎず少なすぎずちょうどいい。

あっさりした味のスープに具材がたっぷり入っています。一緒に付いてきたパンも塩がきいていて美味しかったな。

スモークサーモン(11.5ユーロ=1400円)も頼みました。

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ハーフサイズを注文しましたが厚みのあるサーモンが3、4枚乗っていて写真以上のボリューム。

付け合わせのバターが美味しくてものすごい勢いで完食してしまいました。

デザートメニューの中から選んでみたのはウィーン名物アプフェルシュトゥルーデル(7ユーロ=約850円)。

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りんごのフィリングがパイ生地のようなものに包まれているスイーツです。

カスタードソースに浮かぶアプフェルシュトゥルーデルは甘みは強いものの、生地が薄いので重すぎず美味しかったです。

周りを見渡すと飲み物だけ、デザートだけの人も結構いました。

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こんな素敵な雰囲気の中リーズナブルにお茶できるなんていいなあ。

こちらの芸術的なケーキたちは持ち帰りもOK。

支払いとチップ

ウィーンにはチップの文化があって、レストランでは合計金額の5〜10%を置いていくのが一般的。

ブバちゃん

状況に応じて判断しよう

カフェ・ラントマンではクレジットカードで支払うときには機械にチップ額入力画面が表示され、食事代と合わせてお会計。

間近にウエイターがいるので若干のプレッシャーを感じつつ、スマートに支払い完了です。

東京でウィーン気分

こちらのカフェ・ラントマンは日本上陸済み。なんと海外第1号店なんだそう。

青山に行けばグーラッシュやヴィナーシュニッツエル(仔牛のカツレツ)など伝統的なオーストリア料理を食べることができます。

参考

メニューCafé Landtmann

セットメニューも豊富なので、お近くの方は東京でウィーン気分を味わってみてはいかかですか?

最後に

歴史あるウィーンのカフェハウス、カフェ・ラントマンでは比較的お手頃な価格で優雅な時間を過ごせました。

カフェ文化が発展しているウィーンには老舗からモダンなカフェまで魅力的なお店がたくさん。ぜひお気に入りを探してみてくださいね。