海外旅行中、その土地の料理を堪能したいという人も多いはず。とはいえ普段食べ慣れた和食が恋しくなることも珍しくありません。
ブバちゃん
そんなときはパリの日本人街を訪れるのがおすすめです。オペラ座やルーブル美術館から徒歩圏内で、土地勘が無くても簡単アクセス。
この記事ではは実際に私が行ってみたパリ・日本人街の本格ラーメン屋をレポートします。
こってりらーめんなりたけ
住所:31 Rue des Petits Champs, 75001 Paris, France
電話番号:+33 1 42 86 03 83
営業時間:11:30-22:00
定休日:火曜日
千葉は船橋市に本店を構える「こってりらーめんなりたけ」。
1996年に開業してから、現在(2017年7月時点)では千葉を中心に国内5店舗を展開。パリで初の海外進出を果たしました。
なりたけパリ店へ
ネットで見つけた情報をもとに18時の開店に合わせて行ってみると、すでにほぼ満員。
よく見るとラーメンを食べ始めている人も。
開店から5分しか経ってないのにいくらなんでも仕事が速すぎる…とやや疑問を感じながら店内へ。タイミングが良く、すぐに席に通されました。
店内の張り紙によると、ランチとディナーの休憩が無くなって現在は通し営業になっているそう。
ブバちゃん
座席はカウンターと奥にテーブルが4つほど。カウンターの後ろから待ちの列が始まるので少し居心地が悪いかも。
混雑を避けたいなら夕方の早い時間をおすすめします。
白く浮かび上がる背脂ラーメン
看板に掲げている通り、なりたけの売りは豚の背脂をふんだんに使った濃厚なラーメン。
背脂の量は脂多め(ギタギタ)、普通、脂少なめ(サッパリ)の中からお好みで調節できます。
新参者なのでまずは冒険せず普通を注文。テーブルにはエクストラニンニクが置いてあります。ニンニク潰しも備え付けです。
こちらはしょうゆらーめん(10ユーロ=約1280円)。スープが濁って見えるほどの背脂が浮いています。
丼までギトっとしていて、「普通」の背脂量にびっくり。
みそらーめんは背脂の重さが味噌の濃い味で軽減されていて、するすると食べられました。
太いちぢれ麺によくスープが絡んで美味しい。個人的にはみその方が好みかな。しょうゆと同じく10ユーロ(約1280円)でした。
こちらのお店はあっさりよりこってり、細麺より太麺が好きな人にぴったり。
次にしょうゆらーめんを食べるときは脂少なめを試してみようと心に決めてお店を後にしました。
どさん子ラーメン
創業から50年もの間、味噌ラーメンにこだわり続けた「札幌ラーメンどさん子」から新たに生まれた「どさん子ラーメン」。
日本での誕生から半年も経たない2014年10月にパリに初進出。勢いのあるラーメン屋です。
どさんこパリ店へ
和食はパリジャンの間でも人気があり、時間帯によっては行列ができていることも少なくありません。
食べ終わってもくつろいでいるフランス人も結構いて、とにかく回転が遅い。
どさんこも人気のようで列を作る人の姿が。
ブバちゃん
20〜30分ほど待って入店しました。奥にもテーブルが並ぶ部屋がありましたが、賑わっていましたよ。
2種の味噌ラーメン
外で並んでいる間にメニューを貰えたので席に着くと同時に注文。
せっかくなのでこだわりの味噌ラーメン、白練の小(10ユーロ=約1280円)を選んでみました。
メニューにはpetit(小さいの意)と表示がありますが運ばれてきたラーメンはごく普通の大きさでちょうど良かったです。
まろやかな白味噌の風味にほっと温まりました。チャーシューの横に添えられた山椒挽肉がアクセントになっています。
他にも醤油や塩、担々麺まであったのでいつか食べてみたいなあ。
ひぐま
住所:163 Rue Saint Honoré, 75001 Paris, France
電話番号:+33 1 58 62 49 22
営業時間:11:30-22:30
パレ・ロワイヤル付近を散歩していたところ、名前を聞いたことがある「ひぐま」という日本料理レストランを発見。
ちょうどお昼どきだったので入店してみました。ちなみにひぐまの隣には寿司屋があり、こちらも賑わっていましたよ。
3店舗展開の人気ラーメン屋
今回訪れたのは「ひぐまパレ・ロワイヤル店」。パリ在住日本人の間でもよく知られている人気店です。
この他にオペラ店とサント=アンヌ店もあるので全部で3店舗。
サント=アンヌ店を中間地点に残り2店舗が南北に位置する形で、それぞれ徒歩5〜10分程度の距離です。
馴染みのある中華の味
メニューにはどことなく中華料理屋っぽい品々が載っていました。
店内を見回してみても店員さんに日本語を話す人はいなかったので、日本のラーメン屋とは少し雰囲気が違う印象です。
外食が高いパリでセットメニューが10ユーロ前後で食べられるのは嬉しい。ラーメンだけでなくカレーや丼ものも充実しています。
この日は朝食をとったのが遅かったのでやや軽めに注文。まずはニラレバー炒め(8.5ユーロ=約1090円)。
大きなお皿で運ばれてきました。豚レバーのサクッとした食感とシャキシャキした野菜がよく合います。
お次はざるラーメン(8ユーロ=約1020円)。こちらもどっさり麺が盛られていてボリューム満点です。
つけだれはピリっと甘辛で冷やし中華と担々麺の間みたいな味。辛みに食欲を刺激され、箸がよく進みました。
どちらも日本人の口に合うくせのない味付けでしたよ。パリで中華料理が食べたくなったときにおすすめ。
最後に
今回はパリで食べられる日本のラーメン屋を紹介しました。
旅行中に日本の味が恋しくなったら、パリの日本人街で美味い・速い・安いの3拍子をぜひ堪能してみてください!