日本でパスタを頼むとき必ずと言っていいほどメニューに載っているカルボナーラ。日本でも定番になっていますよね。
ブバちゃん
この記事ではイタリア旅行中に訪れた絶品カルボナーラが食べられるローマのおすすめレストランを紹介します。
目次
個性豊かなイタリアの郷土料理
今回の旅行中、訪れる先々で見かける料理や食材が結構違ったのが印象的です。
「イタリアにはイタリア料理が存在しない」と言われるほど、イタリアの郷土料理は地方によって特色があるんだそう。
北部(主要都市:ミラノ)
イタリア北部では米の栽培やアルプス山麓での酪農が盛ん。料理には生クリームやバター、チーズがたっぷり使われます。
北西部のピエモンテ州ではチーズフォンデュが名物だそう。
ブバちゃん
中部(主要都市:ローマ、フィレンツェ)
イタリア中部は温暖な気候で豊かな農作物に恵まれています。
この地域ではお肉もよく食べられるそう。
かつては捨てられていた内臓を労働者身分の人々が美味しく食べようと工夫したことから内臓の煮込み料理が生まれ、今では代表的な郷土料理に。
フィレンツェのトスカーナ料理屋で食べたトリッパも美味しかったなあ。
南部(主要都市:ナポリ)
海と太陽に囲まれたイタリア南部ではイワシやムール貝など新鮮な魚介、トマトやオリーブなどの野菜をふんだんに使った料理が食べられています。
バジル、モッツアレラ、トマトでイタリアの三色旗を表現したピッツァ・マルゲリータは日本でも人気です。
ローマで名物カルボナーラを食べてきました
イタリアの首都・ローマの名物と言えばなんといってもカルボナーラ。
ブバちゃん
実食の前に少しだけカルボナーラについておさらい。
カルボナーラについての小話
カルボナーラの起源は諸説ありはっきりとしたことは分かっていませんが、面白い逸話を見つけました。
具材にはカロリーの高いチーズや卵を使って重労働のエネルギーにしたそう。
イタリアではカルボナーラに薫製されていないパンチェッタ(豚肉の塩漬け)やグアンチャーレ(豚頬肉の塩漬け)が使われるそうで、保存がきくかどうかも重要だったのかも。
おすすめレストランOsteria del Pegno Roma
住所:Vicolo di Montevecchio, 8, 00186 Roma
電話番号:+39 06 6880 7025
営業時間:12:00-15:00、19:00-22:30
定休日:水曜日
ネットの口コミを頼りにこの日向かったのはOsteria del Pegno Roma。ローマの郷土料理が食べられるレストランです。
お店の場所は細い路地裏。なかなか見つけられず何往復もしてようやくたどり着けました。マットに大きく店名が書かれているのに意外と気付かないものです。
全体的にリーズナブルなメニューが嬉しい。
迷うことなく心待ちにしていたSpaghetti alla Carbonara(スパゲッティ・アッラ・カルボナーラ)を注文しました。お値段9ユーロ(約1200円)でお財布に優しい。
待っている間パンと一緒にあまり馴染みのない棒状の食べ物が運ばれてきました。
こちらはGrissini(グリッシーニ)と呼ばれるイタリア北西部発祥のパンの1 種。食感はカリっとしていてクラッカーのよう。
塩気もあっておつまみ感覚でぽりぽり食べられます。生ハムを巻いたりオリーブと一緒に食べたりすることも多いんだとか。
さて、待ちに待ったカルボナーラができあがりました。黄味が強い、見るからに濃厚そうなカルボナーラ。とてもいい香りです。
もったり重めのソースがスパゲティによく絡みます。トッピングされたイタリア最古のチーズとも言われるペコリーノ・ロマーノ(羊乳のチーズ)も美味。
比較的空いていたからか、食後にLimoncello(リモンチェッロ)というイタリアのリキュールのサービスが。
かなり甘めのレモン風味に油断してしまいがちですが、アルコール度数は30%以上のものがほとんどなので要注意。きゅっと飲み干してお店を後にしました。
ちなみにリモンチェッロはフィレンツェ中央市場でお土産用にも購入しましたよ。
最後に
今回はローマ生まれのカルボナーラが食べられるおすすめレストランを紹介しました。料理の美味しさもさることながら、路地裏にひっそりと佇むお店は居心地がよかったです。
イタリアにご旅行の際はぜひOsteria del Pegno Romaで本場のカルボナーラを堪能してください!