フランドル名物を堪能。フランス・リールのエリア別おすすめレストラン

フランス北部・リールでの留学期間は基本的に自炊生活でしたが、たまには外食に出かけることも。その中でも特に気に入ったおすすめ店をご紹介します。

Gare de Lille Flandres(リール・フランドル駅)周辺

フランス北部Hauts-de-France(オー=ド=フランス地域圏)の首府であるリール。TGV(テジェヴェ、高速鉄道)に乗ればパリから片道1時間で着いてしまうので、フランス滞在中の日帰り旅行にもおすすめです。

TGVが発着するリールの主要駅はGare de Lille Flandres (リール・フランドル駅)とGare de Lille Europe(リール・ヨーロッパ駅)の2か所。Euralilleというショッピングモールを挟んで隣り合っていて、駅間の徒歩移動も楽です。草間弥生のオブジェがリール・ヨーロッパ駅の目印。

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リールを含むフランス北部はベルギー西部、オランダ南部とともにフランドル地方と呼ばれ、共通の文化を有しています。食文化に関しても同様で、ワッフルやフライドポテトなどの所謂ベルギー名物をリールで楽しむこともできるのです。

リール在住者の定番Les 3 brasseurs(レ・トロワ・ブラッスール)

リール・フランドル駅から徒歩30秒、道路を渡ったところに1軒目のおすすめ店があります。

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Les 3 brasseures(レ・トロワ・ブラッスール)は地元の人なら誰でも知っているブラッスリー。ビールを中心にお酒と食べ物を気軽に食べられるお店です。

2階立ての店内はいつも混み合っていて賑やか。フランス北部の名物料理も豊富に揃っているので観光客にも人気です。英語メニューの用意もありますよ。

ヨーロッパ最大規模の蚤の市(Braderie)が開かれる9月に食べておきたいのがMoules frites(ムール・フリット)。写真は1番シンプルなmoules marinières(ムール・マリニエール)で11.9ユーロ(約1530円)。生ビール(3.4ユーロ=約440円)も頼んでみました。

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ムール貝の白ワイン蒸しとフライドポテトという意外な組み合わせですが、食べ始めると止まらない。大きなお鍋もぺろりです。

この時期はどこのお店も大量のムール貝を用意し、殻の数で売り上げを競い合います。

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街中が磯の香りに包まれるのもこの時期ならでは。

こちらはLe parmentier de carbonnades(ル・パルモンティエ・ドゥ・カルボナード)。11.9ユーロ(約1530円)。

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フランスの家庭料理としてもよく食べられるアシ・パルモンティエ(牛ひき肉とマッシュポテトの重ね焼き)を北部の名物カルボナードと組み合わせた1品です。

カルボナードとは牛肉をビールで煮込んだもの。リールのレストランでは定番のメニューです。ほんのり甘い味とほろほろほどける肉が美味しい!ポテトがやや重めでしたが難なく完食。

この他にもブラッスリー定番のステーキやビールの飲み比べなど楽しいメニューもたくさんあるので、ぜひ行ってみてください。

【ステーキの焼き加減に関する記事はこちら:青いステーキ?フランス語で肉の焼き加減を注文する方法


Les 3 brasseurs
住所:18 Place de la Gare, 59000 Lille
営業時間:11:30-23:30

Rihour(リウール)・Vieux Lille(ヴィユ・リール)周辺

リール住人の憩いの広場Place de Charles de Gaulle(プラス・ドゥ・シャルル・ド・ゴール)や石畳の小道を進むのが楽しいVieux Lille (ヴィユ・リール、旧市街)周辺にも素敵なお店があります。

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絶品ガレットとクレープの店La crêprie(ラ・クレプリ)

シャルル・ド・ゴール広場から旧市街方面に続くアーケードの途中に可愛らしいお店が現れます。店名は「クレープ屋」を意味するLa crêprie(ラ・クレプリ)。ストレート!

こちらのお店では100%そば粉を使用したグルテンフリーのガレット(食事系クレープのようなもの)をはじめ、クレープやその他デザートなどなどクレープ屋と言ってもいろいろなバリエーションが楽しめます。

この日はLes Galettes Du Nord(北部のガレット)というカテゴリーの中からL’Avesnoise du chef(アヴェノワーズ・デュ・シェフ)というメニューを注文(10.9ユーロ=約1400円)。ガレットのお供にはシードル(リンゴ酒)が定番です。

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ガレット生地に2種のチーズ(エメンタールと北部名産のマロワール)、スモークベーコン、じゃがいもがたっぷり入っています。トッピングにはフランドル地方のビスケット、スペキュロスを砕いたものがたっぷり。あまじょっぱい味にやみつきです。

Maroilles(マロワール)はくせが強いウォッシュタイプのチーズ。好みが別れるので注意が必要かも?個人的には独特の香りと塩気が大好き。一般的にタルトなど熱してとろけた状態で食べるのが美味しいとされています。スーパーでも手に入るのでお試しあれ。


La crêprie
住所:4 Rue des Débris Saint-Etienne, 59800 Lille
営業時間:月〜金曜 11:30-14:30、18:30-22:30
土曜 11:30-22:30
日曜 11:30-17:30

浴びるほどチーズを食べたくなったらLe broc(ル・ブロック)

ヴィユ・リールの可愛らしい街角にお店を構えるLe broc(ル・ブロック)はチーズ料理が美味しいと評判。チーズに目がない私にぴったりです。

平日のお昼(昼営業は短めなので注意!)に行ってみると程よい込み具合。客層は比較的若い印象です。フレンドリーな店員さんのおかげで楽しいランチタイムが過ごせました。

メニューはこんな感じ。

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Tartiflette(タルティフレット)とはジャガイモや玉ねぎ、ベーコンなどがたっぷり入ったグラタンのこと。フランス南東部のサヴォワ地方発祥の料理です。

本来はReblochon(ルブロション)というチーズが使われますが、こちらのお店ではシェーブルチーズやマロワールなどいろいろなアレンジが楽しめます。

この日注文したのはリール名物Welsh cheddar(ウェルシュ・チェダー)。13.7ユーロ(約1760円)。ビールに浸したパンと大量のチェダーチーズを焼き上げ、仕上げに目玉焼きをトッピングします。

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ガーリック風味がきいたじゃがいもをチーズの海にディップしながらいただきます。可愛らしい見た目ですがかなりのボリューム。後半は少し苦しくなりましたが、チーズを摂取できて大満足でお店を後にしました。


Le bloc
住所:32 Place Louise de Bettignies, 59000 Lille
営業時間:日〜木曜 12:00-13:45、19:00-22:30
金曜 12:00-13:45、19:00-23:00
土曜 11:30-14:00 19:30-23:30

Wazemmes(ワゼム)周辺

リール中心部から南西方向に歩いていくとWazemmes(ワゼム)に到着です。Les Halles de Wazemmes(レ・アル・ドゥ・ワゼム)という屋内市場では、新鮮で質のいい食材が手に入り、地元の人も足繁く通います。

週に3日(火、木、日曜)多くの人で賑う屋外マルシェもリールの名物です。

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本格ベトナム料理が味わえるLe bol d’or(ル・ボル・ドール)

この地域には移民出身の住人が多く、アジアの食材が手に入る食料品店や本格的なエスニック料理のお店が軒を連ねています。その中の1つがLe bol d’or(ル・ボル・ドール)

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本格的で美味しいフォーが食べられるベトナム料理レストランです。私のおすすめはランチセット。3〜4種類の中から前菜からメイン、デザートをそれぞれ選べます。

この日は前菜に鶏のサラダを注文。あっさりしていて美味しい。

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メインにはお待ちかねの牛肉のフォー

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中サイズ丼に入ったちょうどいい量です。レアな牛肉も柔らか。

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一緒に運ばれてくるたっぷりの薬味で味を変えながらあっという間に完食。

デザートにはバナナタピオカを選択。

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タピオカ粉の色に一瞬ぎょっとしましたが、ほんのり甘いミルクにとろとろのバナナとタピオカが絶妙に合っていました。

大満足のランチセットは11ユーロ(約1410円)。リールでアジア料理が食べたくなったらせひこちらへ。


Le bol d’or
住所:18 Rue Jules Guesde, 59000 Lille
営業時間:12:00-14:30、19:00-22:30
定休日:月曜日

最後に

リールは日本ではあまり知られていない都市ですが、パリからも近く美味しい名物もたくさん。ぜひ少し北に足を延ばしてリールの魅力を肌で感じに行ってみてください!