フランス北部・リールでの寮生活は基本的に自炊生活でしたが、たまには地元で人気のおしゃれなカフェへ出かけたり、外食をしたりすることも。
この記事では1年間の留学中、特に気に入ったリールのおすすめ店をご紹介します。エリアごとにまとめてみたので参考にしてみてくださいね。
目次
Gare de Lille Flandres(リール・フランドル駅)周辺
フランス北部の地方都市・リール。TGV(テジェヴェ、高速鉄道)に乗ればパリから片道1時間で着いてしまうので、フランス滞在中の日帰り旅行にもおすすめです。
ブバちゃん
リールの主要駅はGare de Lille Flandres (リール・フランドル駅)とGare de Lille Europe(リール・ヨーロッパ駅)の2か所。
Euralilleというショッピングモールを挟んで隣り合っていて、駅間の徒歩移動も楽らく。草間弥生のオブジェがリール・ヨーロッパ駅の目印です。
リール在住者の定番Les 3 brasseurs(レ・トロワ・ブラッスール)
住所:18 Place de la Gare, 59000 Lille
営業時間:11:30-23:30
リール・フランドル駅から徒歩30秒、道路を渡ったところに1軒目のおすすめ店があります。
Les 3 brasseures(レ・トロワ・ブラッスール)は地元の人なら誰でも知っているブラッスリー。ビールを中心にお酒と食べ物を気軽に食べられるお店です。
2階立ての店内はいつも混み合っていて賑やか。フランス北部の名物料理も豊富に揃っているので観光客にも人気です。英語メニューの用意もありますよ。
ヨーロッパ最大の蚤の市(Braderie)が開かれる9月に食べておきたいのがMoules frites(ムール・フリット)。
写真は1番シンプルなmoules marinières(ムール・マリニエール)で11.9ユーロ(約1530円)。生ビール(3.4ユーロ=約440円)も頼んでみました。
ムール貝の白ワイン蒸しとフライドポテトという意外な組み合わせですが、食べ始めると止まらない。大きなお鍋もぺろりです。
この時期はどこのお店も大量のムール貝を用意し、殻の数で売り上げを競い合います。
街中が磯の香りに包まれるのもこの時期ならでは。
こちらはLe parmentier de carbonnades(ル・パルモンティエ・ドゥ・カルボナード)。11.9ユーロ(約1530円)。
フランスの家庭料理であるアシ・パルモンティエ(牛ひき肉とマッシュポテトの重ね焼き)を北部の名物カルボナードと組み合わせた1品です。
カルボナードとは牛肉をビールで煮込んだもの。ほんのり甘い味とほろほろほどける肉が美味しい!
この他にもブラッスリー定番のステーキやビールの飲み比べなど楽しいメニューもたくさんあるので、ぜひ行ってみてください。
Rihour(リウール)・Vieux Lille(ヴィユ・リール)周辺
リール住人の憩いの広場Place de Charles de Gaulle(プラス・ドゥ・シャルル・ド・ゴール)や石畳の旧市街Vieux Lille (ヴィユ・リール)周辺にも素敵なお店があります。
絶品ガレットとクレープの店La crêprie(ラ・クレプリ)
住所:4 Rue des Débris Saint-Etienne, 59800 Lille
営業時間:月〜金曜 11:30-14:30、18:30-22:30
土曜 11:30-22:30
日曜 11:30-17:30
シャルル・ド・ゴール広場から旧市街方面に続くアーケードの途中に可愛らしいお店が現れます。店名は「クレープ屋」を意味するLa crêprie(ラ・クレプリ)。
こちらのお店では100%そば粉を使用したグルテンフリーのガレット(食事系クレープのようなもの)をはじめ、クレープやその他デザートなどいろいろな種類を楽しめます。
この日はL’Avesnoise du chef(アヴェノワーズ・デュ・シェフ)というメニューを注文(10.9ユーロ=約1400円)。
ガレットのお供にはシードル(リンゴ酒)が定番です。
ガレット生地に2種のチーズ(エメンタールと北部名産のマロワール)、スモークベーコン、じゃがいもがたっぷり。トッピングにはスペキュロス(北部のビスケット)が使われています。
ブバちゃん
Maroilles(マロワール)はくせが強いウォッシュタイプのチーズ。個人的には独特の香りと塩気が大好きですが、好みが別れるので注意が必要かも。スーパーでも手に入るのでお試しあれ。
浴びるほどチーズを食べたくなったらLe broc(ル・ブロック)
住所:32 Place Louise de Bettignies, 59000 Lille
営業時間:日〜木曜 12:00-13:45、19:00-22:30
金曜 12:00-13:45、19:00-23:00
土曜 11:30-14:00 19:30-23:30
ヴィユ・リールの可愛らしい街角にお店を構えるLe broc(ル・ブロック)はチーズ料理が美味しいと評判。チーズに目がない私にぴったりです。
平日のお昼(昼営業は短めなので注意!)に行ってみると程よい込み具合。フレンドリーな店員さんのおかげで楽しいランチタイムが過ごせました。
メニューはこんな感じ。
チーズ料理専門店とあってチーズの種類が豊富。もちろんこの店にもマロワールがありました。
この日注文したのはリール名物Welsh cheddar(ウェルシュ・チェダー)。13.7ユーロ(約1760円)。ビールに浸したパンと大量のチェダーチーズを焼き上げ、仕上げに目玉焼きをトッピングします。
ガーリック風味がきいたじゃがいもをチーズの海にディップしながらいただきます。
可愛らしい見た目ですがかなりのボリューム。後半は少し苦しくなりましたが、大満足でお店を後にしました。
Wazemmes(ワゼム)周辺
リール中心部から南西方向に歩いていくとWazemmes(ワゼム)に到着です。
Les Halles de Wazemmes(レ・アル・ドゥ・ワゼム)という屋内市場では、新鮮で質のいい食材が手に入り、地元の人も足繁く通います。
週に3日(火、木、日曜)多くの人で賑う屋外マルシェもリールの名物ですよ。
本格ベトナム料理が味わえるLe bol d’or(ル・ボル・ドール)
住所:18 Rue Jules Guesde, 59000 Lille
営業時間:12:00-14:30、19:00-22:30
定休日:月曜日
ワゼムには移民出身者が多く、アジアの食材が手に入る食料品店や本格的なエスニック料理のお店が軒を連ねています。
その中の1つがLe bol d’or(ル・ボル・ドール)。
本格的で美味しいフォーが食べられるベトナム料理レストランです。私のおすすめは3〜4種類の中から前菜からメイン、デザートを選べるランチセット。
この日は前菜に鶏のサラダを注文。あっさりしていて美味しい。
メインにはお待ちかねの牛肉のフォー。
中サイズ丼に入ったちょうどいい量です。レアな牛肉も柔らか。
一緒に運ばれてくるたっぷりの薬味で味を変えながらあっという間に完食。
デザートにはバナナタピオカを選択。
タピオカ粉の色に一瞬ぎょっとしましたが、ほんのり甘いミルクにとろとろのバナナとタピオカが絶妙に合っていました。
大満足のランチセットは11ユーロ(約1410円)。リールでアジア料理が食べたくなったらせひこちらへ。
最後に
リールは日本ではあまり知られていない都市ですが、パリからも近く美味しい名物もたくさん。ぜひ少し北に足を延ばしてリールの魅力を肌で感じに行ってみてください!