鹿児島名物には黒豚、黒牛、黒糖など「黒」にまつわるものが多数あります。健康食品として知られる黒酢も実は鹿児島生まれ。
この記事では霧島市福山町の黒酢の醸造所「桷志田(かくいだ)」で食べられる黒酢ランチを紹介します。
「黒酢本舗桷志田(かくいだ)」へ
霧島市福山町は薩摩半島と大隅半島のちょうど股付近に位置しています。
福山町には温暖な気候や自然の湧き水など、黒酢づくりに必要な条件が揃ってるそう。
ブバちゃん
福山町にはいくつか醸造所がありますが、今回は最初の黒酢レストランを開いたという黒酢本舗桷志田(かくいだ)に行ってきました。
桷志田の壺畑
桷志田のレストランが入っている建物から中庭に出ると、一面に広がる壷畑が!
こちらの醸造所が所有する約20000壷のうちの一部を見学することができます。
熟成期間はなんと最低でも3年。毎日熟練の黒酢杜氏の方が1壷ずつ点検されているそう。
アクセス
黒酢本舗桷志田までの交通の便はあまりいいとは言えず、車でのアクセスが基本。
- 鹿児島空港から:約40分(溝辺鹿児島空港I.C.〜国分I.C経由)
- 鹿児島市内から:約70分(鹿児島I.C〜加治木J.C.T〜国分I.C.経由)
- 桜島港から:約60分
交通手段の確保が難しいときは、鹿児島市内にもヘルシーなランチが楽しめるお店(黒酢ではないですが)がたくさんありますよ。
「黒酢の郷桷志田」でヘルシーランチ
さて今回の目的は美容効果が高いとされる黒酢料理を食べること。
2年前にリニューアルしたレストラン「黒酢の郷桷志田」に行ってきました。
観光バスで訪れる団体旅行者も多いので念のため予約しておくことをおすすめします。
広々とした客席でゆったり。平日だったからかご年配の方が多かった印象です。
レストランは2階部分なので天気がよければ大窓から桜島を望めます。この日は雨女パワーを発揮し生憎の曇天…全く見えませんでした。
選べるランチセット
今回食べたのはこちらの桷志田黒酢ランチ(1550円)。5つのメインから選べます。
ほぼすべての料理に黒酢が使用されています。飲み物のイメージが強かったのですが調味料としても使い勝手がいいんですね。
まずは食前酢。ブルーベリーのフルーツ黒酢です。
甘酸っぱくて美味しい。桷志田の黒酢は角が取れたまろやかな味だと言われているのにも納得。
ブバちゃん
こちらは魚介のマリネ。ソースの材料は黒酢、わさび、豆乳です。
エディブルフラワー(食用花)が散りばめられた鮮やかなプレートにテンションが上がります。
ここからは大きなトレーで一気に運ばれてきます。
選べるメインは白身魚のトマト黒酢ガーリックソースにしました。付け合わせはパンをチョイス。
カラッと揚がった魚にソースが染みて美味しい!ガーリックの風味もアクセントになっておしゃれな味がしました。
こちらは黒豚の黒酢酢豚。照りが美しい。
一口味見させてもらいましたが酸味控えめですごく食べやすい酢豚でした。
メインもさることながら美味しい〜と盛り上がったのがきゅうりのお漬け物。桷志田の醸造技術を活かしたホワイトエールに漬け込んでいるそうで、旨味たっぷり。
食後にはコーヒーと黒酢ブルーベリージャムがのったプリン。
ゼリーに近いミルクプリンで濃厚好きには物足りないかも?結構食べた後だったので個人的にはさっぱりしててちょうど良かったです。
小鉢もいろいろ付いて大満足のランチタイムとなりました。
ショッピング・黒酢壷畑見学
美味しい食事の後は1階の売り場へ。レストランで実際に使われている黒酢関連商品を買うことができます。
試飲や試食をしてこれだ!と思える品を探してみてくださいね。
売り場内にはご飯のお供食べる黒酢やふくれ菓子などの菓子類も並んでいます。
これなら黒酢を手軽に取り入れられそうです。
最後に
今回は霧島市福山町で伝統の黒酢を体験してきました。市内からはやや距離がありますが、美味しい食べ物と黒酢にまつわる情報に触れられるいい機会になりました。
鹿児島観光のリストにぜひ追加してみてくださいね。