鹿児島歴20年の地元民がおすすめする名物スイーツ・デザート3選

旅行に出かけたらご当地グルメはもちろん、スイーツまで堪能したいと欲張ってしまいます。今回は鹿児島県民の私が、旅行の際に欠かせない大定番の鹿児島スイーツをレポート!イートインスペースがあるお店だけを選んだのでぜひ参考にしてみてください。

人気No.1天文館むじゃきの白熊

コンビニ商品のファンも多い氷菓、白熊も鹿児島の名物。その元祖と言われているのが天文館むじゃきです。

白熊の由来

かき氷に動物の名前がついた経緯には諸説ありますが、ここでは天文館むじゃきが公表しているエピソードを紹介します。

さかのぼること昭和22年、白熊はむじゃきの創始者である久保武氏によって考案されました。初めはみぞれに近かったものが、改良を重ねるうちに白熊の原型となるミルクとフルーツがたっぷりかかったかき氷に。当時トッピングに使っていたレーズン、チェリー、アンゼリカ(ふきの砂糖菓子)を上から見ると白熊の顔に見えたことからその名がつきました。

より詳しい情報は天文館むじゃき公式Webサイトへ。

天文館むじゃき本店へ

今回は鹿児島・天文館にある本店に行ってきました。大きな白熊がお出迎え。見切れてしまっていますが奥には四足歩行のやけにリアルな白熊もいます。

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こちらのビルの地階〜2階、4階の計4フロアそれぞれにはむじゃき系列のお店が入っています。1階が喫茶・甘味となっていますが、混雑状況によって他のフロアに案内されることも。

今回は週末ということもあり1階は満席。4階、鹿児島郷土料理のお店に通されました。

白熊のメニューがこちら。バリエーション豊富です。

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抹茶やチョコレートの変わり種に惹かれつつも、ここは基本の氷白熊(667円)を注文。

しゃぶしゃぶをつつく旅行客に囲まれて待つこと10分…

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運ばれてきました!レーズンとチェリーで表現された白熊のおとぼけ顔が愛らしい。色とりどりのシロップ漬けフルーツや寒天、白豆がトッピングされています。

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別角度から。食べ進めると底にも具材が隠れているので宝探し感覚で楽しい。

小さい頃は白熊と言えばとてつもない大きさで分けて食べるもの、というイメージがありましたがさくっと完食。ちなみにレギュラーサイズは3名以上でのシェアはできないのでご注意を。

本家の味を自宅で

入り口の左手には持ち帰り専用窓口があります。夏の暑い時期に手土産にしてもよし、冬はこたつで温まりながら食べるのもいいですね。

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直接買いに行くのは難しい、という場合には日本全国へ宅配されるネットショッピングもあります。

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天文館むじゃき
電話番号:099-222-6904
営業時間:月〜土曜 11:00-21:30
日曜 10:00-21:30

あの著名人にも愛された両棒餅(ぢゃんぼもち)

白熊と並んで鹿児島を代表するスイーツと言えば両棒餅(ぢゃんぼもち)。やわらかいお餅に2本の棒が刺さった郷土菓子です。個人的に鹿児島のお菓子の中で1番好き。

両棒餅の歴史

両棒餅の歴史にも諸説あるので1つご紹介します。

時は江戸時代。両脇に刀を2本刺すことが許された上級武士の姿を、1本の刀しか携えられなかった庶民が皮肉ったことに由来します。刀の2本刺を鹿児島弁で両棒(りゃんぼう)と言い、そこから転じてぢゃんぼの名がつきました。

両棒餅の激戦区、磯海岸

両棒餅を食べるならへ行くのがおすすめ。海岸沿いにいくつもの両棒餅屋さんが並ぶ激戦区です。お店によって少しずつ味が違うので、鹿児島県民は大抵行きつけの両棒餅屋さんがあるんですよ。

脚本家・小説家である向田邦子は、父親の転勤で小学校時代の数年を鹿児島で過ごしました。彼女も両棒餅にまつわる思い出を著書で振り返っています。

母がこの『じゃんぼ』を好んだこともあって、鹿児島にいる時分はよく磯浜に出かけた。海に面した貸席のようなところへ上り、父はビールを飲み、母と子供たちは大皿いっぱいの『じゃんぼ』を食べる。このあと、父は昼寝をし、母と子供たちは桜島をながめたり砂遊びをしたりして小半日を過ごすのである。

引用:向田邦子 (1978)『父の詫び状』文春文庫

海で遊んでお腹を空かせた子どもたちが両棒餅を頬張る光景は今も変わらぬ鹿児島の夏の風物詩です。

中川家(なかがわや)の味噌両棒餅

昼食後のデザートを求めて磯に行ってきました。この日は祝日だったこともあり、休業のお店がちらほら。はしご予定だった平田屋もお休みでした…残念。

幸い営業中だった中川家(なかがわや)に入ります。お店の入り口と駐車場の間にある道路は見通しが悪いので渡るときは要注意。

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ちなみにこちらの女性、お客さんの誘導をしているだけじゃありません。右手のケースに入っている両棒餅を信号待ちの運転手に売ってくれるので、両棒餅ドライブスルーができてしまうのです。私がお店にいた時間だけでも2、3組買っていったので結構需要はあるみたい。

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昭和の雰囲気漂う店内はおばあちゃん家にいるかのような居心地の良さ。テーブルの上にどんっと置かれた扇風機も趣があります(笑)

1人前(12本)を注文。数分で温かい両棒餅が運ばれてきました。

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照りってりなお餅がたまりません。中川家のたれは味噌をベースに作られてていて、甘さの中にほのかな塩気があります。小ぶりお餅は香ばしく炙られていて、ノンストップで完食。

緑茶と口直しのたくあんがついて500円。コストパフォーマンスの高いおやつです。

「男はつらいよ」のロケ地にもなっていて、店内には当時の撮影風景が飾られています。寅さんこと渥美清も撮影の合間によく食べていたそう。


中川家
電話番号:099-247-5711
営業時間:10:00-18:00

CA御用達。フェスティバロの唐芋(からいも)レアケーキ

鹿児島のスイーツを語る上で忘れていはいけないのがさつまいも。お土産に大人気なのが鹿児島・鹿屋創業の菓子店フェスティバロの唐芋スイーツです。

天文館フェスティバロのカフェ「みなみ風」

お土産屋さんや空港で目にする機会が多いフェスティバロですが、今回訪れた天文館の店舗にはカフェ「みなみ風」が併設されていてその場でスイーツをいただくことができます。

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羽田空港で客室乗務員が行列したことで評判が広まったという逸話を持つ人気商品、唐芋レアケーキラブリーが中心のメニュー。

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こちらのドリンクの中からお好きな物を選べます。

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今回はせっかくカフェに来たので普段食べられない焼きたてラブリー(700円)を頼んでみました。みなみ風はブックカフェになっているので本をぺらぺらめくりながら待ちます。

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美味しそうな焼き色!通常のラブリーをタルト生地に入れて焼き上げたものです。

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中にはとろとろの唐芋ペースト。さくさく香ばしいタルト生地とよく合います。パンナコッタもお芋の風味がしっかりする濃厚な1品でした。

どちらも濃厚で少し胃もたれしてしまったので万全な体調で行くことをおすすめします(笑)

限定商品も充実のショップ

1階のショップには自慢の商品がずらりと並んでいます。東京、福岡などの地域限定商品もすべてこちらで購入可能。店内には発送カウンターもあるので贈り物にも便利です。

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レアケーキは保存料不使用で完成後すぐ冷凍されるため、店頭に出ている商品も冷凍状態です。

バラ売りは常温焼き菓子のみで、その他は基本的に箱売り。レアケーキもちょっとずつ買えたらなあ、と来る度に思ってしまいます…

ラブリーをはじめレアケーキは解凍後、要冷蔵で日保ちが1週間ほど。旅行が続く予定で持ち運ぶのを避けたい場合はネット注文が無難かもしれません。


唐芋レアケーキフェスティバロラブリー10個入

ちなみに配達後、解凍せずに冷凍庫で保管すると約1ヶ月は保つようです。


天文館フェスティバロ
電話番号:099-239-1333
営業時間:9:00-20:00

最後に

今回は鹿児島県民に愛されてきた定番中の定番とも言える鹿児島スイーツをご紹介しました。この他にもまだまだ美味しいものはありますが、旅行中迷ったときはぜひ参考にしてみてください。各スポットの近くに停車するまちめぐり観光バスもあるので、そちらも活用することをおすすめします!